昭和東南海地震・三河地震 1944年
太平洋戦争末期、1944年(昭和19)年12月7月日に発生したマグニチュード7.9の地震。南海トラフ地震で、震源域は紀伊半島沖から遠州灘。
公表された資料によると、死者は1223人、被害は東海から近畿に及んでいるという。甚大な被害を出しながらも、戦時下のため、この地震について報道されることはなかった。
その37日後、1945(昭和20)年1月13日、内陸直下型の三河地震が発生し、死者2306人の被害が出た。
戦時下に起きたこの二つの地震は、軍部による情報統制により「隠された地震」といわれている。