国際連盟 第1次大戦の反省 1920年
第一次世界大戦後に、国際平和維持と国際協力を目的として創設された世界最初の国際平和機構。
1920年1月10日に発足し、本部はスイスのジュネーブに置かれた。
連盟は、第一次大戦の反省からアメリカ大統領ウィルソンの提唱により創設され、原加盟国はヴェルサイユ条約に署名した29の連合国と13の中立国の計42ヵ国で、日本は常任理事国となった。
連盟は平和維持の手段として、国際紛争の平和的解決、軍備縮小、集団安全保障を重視したが、規約違反国に対する制裁規定の不備もあって政治的問題の処理には無力だった。
加えてアメリカの不参加、さらには1930年代のファシズムの台頭と大国の武力政策を抑止し得ず、第2次大戦の勃発で機能は停止し、1946年1月国際連合の発足に伴い、4月に解散した。