広島に原爆投下 1945年
日本に太平洋戦争の降伏を勧告するポツダム宣言に対して、「黙殺する」とした日本政府の対応を拒絶と理解したアメリカは、人類史上初めて製造した原子力爆弾を1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、広島に投下した。
これを期に、政府はもはや戦争の継続は不可能であるとし、終戦を計ることになる。
その3日後の8月9日午前11時2分、長崎に原爆が投下され、年末までの間に、広島で約14万人、長崎で約7万人が亡くなったといわれている。
広島、長崎への原爆投下以来今日まで、日本は唯一の被爆国である。
【補説】
マンハッタン計画:第二次世界大戦中のアメリカの原子爆弾製造計画。ドイツの核開発の可能性を恐れたアメリカが、科学者・技術者を総動員した計画。
ハリー・トルーマン大統領:原爆を投下したときのアメリカ大統領
エノラ・ゲイ:広島に原爆を投下したB29爆撃機のニックネーム
リトルボーイ:広島に投下された原爆のコードネーム