アメリカ軍が沖縄に上陸 1945年
1945(昭和20)年4月1日、アメリカ軍は沖縄本島へ空襲や艦砲射撃を加えた後、約1500隻の艦船と約18万人の兵力で本島中部読谷村の海岸に上陸した。
この日から沖縄の日本軍降伏の調印が行われる9月7日まで、日米双方合わせて20万人以上が死亡する戦闘が始まった。
住民を巻き込んだ激しい地上戦が行われるなか、米軍との戦いのほかに、日本軍による一般住民への集団自決の強要や虐殺なども起こった。6月には日本軍が全滅し、沖縄はアメリカ軍によって占領された。
沖縄は、本土を守るための前線で、いわば防波堤のような役割を担わされた。
沖縄戦は、本土決戦に備えるための時間稼ぎのための戦争とも言え、その結果、日本軍兵士9万人余、民間人も10万人余が犠牲となった。