土岐康行の乱 足利義満による大守護抑圧策の最初の事件 1390年

2023年4月30日

1390年、将軍足利義満によって土岐康行が滅ぼされた事件。

後に明徳の乱(1391)、応永の乱(1399)と続く、将軍専制権力の確立を目ざした足利義満による大守護抑圧策の最初の事件である。

土岐氏は美濃国土岐郷を本貫とする清和源氏の一統である。

室町幕府創業の元老として勢力のあった土岐頼康が1387年に死ぬと、惣領を継いだ頼康の養子康行と康行の弟満貞の間で、内紛が起こる。

義満はこれに介入して、1389年4月康行討伐の兵を送り、翌年康行を破り没落させた。



室町・織豊

Posted by kojiro