日韓議定書 韓国植民地化への第一歩 1904年

2023年5月1日

日本が韓国を日露戦争における対ロシア作戦基地とするため、1904(明治37)年2月22日、韓国との間に取りかわした政治的、軍事的協定書。

ロシアとの開戦を決めた日本は、最初に朝鮮半島南部に上陸、占領、さらに別の艦隊が、仁川から上陸してソウルを占領した。

その時日本は、戦禍の及ぶのを避けるため局外中立を図ろうとしていた韓国を屈服させ2月22日、日韓議定書に調印させた。これにより、日本は韓国を支配下に置くことになった。

議定書の内容は、韓国は、

①韓国内における日本軍の軍事行動の自由を承認する、

②軍略上必要な土地の収用を承認する、

③施設改善に関し日本政府の忠告を受け入れる、などであった。

その代わりに、韓国の独立と領土保全および王室の安全を保障するとした。後年の併合に至る韓国植民地化への第一歩となった。

明治・大正

Posted by kojiro