源頼朝挙兵 打倒平氏 1180年

2023年4月30日

1180年(治承4年)、源頼政・以仁王の挙兵に始まる平氏打倒の戦いは全国的な内戦へと発展していき、ついに源頼朝が伊豆韮山で兵を挙げた。

絹本着色伝源頼朝像(神護寺蔵) Wikipediaより

挙兵した源頼政と以仁王は5月に敗死したが、以仁王による平氏追討の令旨は頼朝の叔父源行家により全国に伝えられ、それを受けた頼朝は8月17日伊豆韮山で挙兵した。

同日、伊豆国目代山木兼隆を討ち取るが、その後石橋山の戦いに敗れ真鶴から海路安房国へと逃れる。安房国に渡った頼朝は、上総の平広常や千葉常胤に参上を命じ、その後畠山重忠らも参陣し兵は膨れ上がり、10月7日、大軍を率いて源氏ゆかりの地鎌倉に入った。

鎌倉入りした頼朝は、御所候補地を探すなどして早くも開府の準備を進める。16日には平維盛率いる平氏軍を迎え撃つべく鎌倉を出発、20日富士川において平氏の大軍と対峙する。

夜半水鳥の羽音を聞いて源氏の総攻撃がはじまったと勘違いした平氏軍が逃げ出してしまったため、源氏軍は戦うことなく勝利した。以後、頼朝は常陸の佐竹秀義を攻略するなど東国に残る平氏方の制圧に専念することとなる。





平安

Posted by kojiro