明暦の大火 1657年

2023年4月30日

1657(明暦3)年1月18~19日、本郷丸山・本妙寺から出火し、江戸城本丸をはじめ江戸市街の6割を焼き、死者10万余人を出した火事。

当時の江戸の人口は約30万人だったという。大名屋敷も多く焼亡した。振袖火事、丸山火事ともいう。

この大火で江戸初期の町の様相は失われ、江戸の町は大きく姿を変えていく。防災を重視した町づくりが始まった。大名屋敷を城外へ移転、その周縁部に寺社を移転させた。道幅、町家の規模が統一され、延焼を防ぐために、火除け地や広小路と呼ばれる大きな通りや土手なども設けた。

本所や深川が開発され、武蔵国と下総国を結ぶ両国橋が架けられたのもこの時である。

江戸

Posted by kojiro