大化の改新  645年

2023年4月30日

645年、中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我氏を打倒して始めた政治改革。

中臣鎌足 Wikipediaより

当時、蘇我氏が大王(天皇)家をもしのぐ勢力であったため、645年、中大兄皇子は中臣鎌足、蘇我倉山田石川麻呂らとともに蘇我氏を倒した。

こうして蘇我氏の強大な権力を排除した中大兄皇子らは、皇極天皇の弟、軽皇子を孝徳天皇として即位させ、皇子は皇太子、左大臣に阿倍内麻呂、右大臣に蘇我倉山田石川麻呂、内臣に中臣鎌足、僧旻・高向玄理を国博士とする新政府を樹立した。そして年号を大化と改め、都を難波に遷した。

新政の方針は、646年正月に発せられた4カ条からなる改新の詔に示された。

第一に皇族・豪族の私有地・私有民を廃止し、公地・公民とする。

第二に国・郡・里の地方行政組織を整え国司・郡司に行政を行わせる。

第三に戸籍をつくり人民を登録し、全国の土地を班田収授法により分配する、

第四に租・庸・調などの統一的な税制を作るとし、中央集権国家の形勢を目指した。

改新の方針は、701年の大宝律令の制定によって結実するが、そこまでの月日を要した。





飛鳥

Posted by kojiro