第一次日韓協約 韓国を保護国とする狙い 1904年
日露戦争開戦の半年後、1904(明治37)年8月22日に日本が大韓帝国(韓国)に認めさせた協約で、3次にわたる日韓協約の最初のもの。
日本政府が推薦する財政と外交に関する顧問を置くことを韓国政府に認めさせた協約。
また、外交交渉に際しては日本政府と事前協議を行う義務を課した。
日清戦争後の三国干渉(1895年)以来、ロシアは満州に勢力を伸ばしていた。
日露戦争開戦後、ロシアと韓国が接近することを恐れた日本は、すでに軍事的に占領していた韓国の外交権を奪い韓国を保護国とする狙いがあった。