極東国際軍事裁判(東京裁判)はじまる 1946年

2023年5月2日

日本を占領した連合国の最高司令部が設置した「極東国際軍事裁判所」が、日本の戦争責任を追求するために、東条英機元首相以下28名の政界および軍部の要人を主要戦争犯罪人として裁いた裁判である。一般には「東京裁判」と呼ばれている。

極東裁判法廷 Wikipediaより

審理の結果、1948(昭和23)年11月、東条英機以下7人の死刑をはじめとして全員に有罪判決が下され、翌12月死刑が執行された。国家の指導者個人が戦争犯罪人として裁かれたのは、例のないことであった。

しかし、11人からなる裁判官のあいだには意見の対立があり、朗読された多数派判決のほかに、インドのパル、オランダのレーリングらが反対意見を書いている。

A級戦犯のほかにB・C級戦犯が、戦時中に捕虜や住民を虐待し、戦時国際法を犯したとして、オランダ・イギリス以下関係諸国がアジアに設置した裁判所で5700人余りが起訴され、981人が死刑、475人が終身刑の判決を受けた。

1946年5月3日開始、1948年11月12日終了した。

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昭和前半

Posted by kojiro