大正デモクラシー 民本主義 1910年~1920年
大正時代の1910年代から1920年代にかけて、日本で展開された自由主義・民主主義的な運動を指す言葉を「大正デモクラシー」という。
ジャーナリストの茅原崋山が「民本主義」と訳し、この概念を日本で初めて紹介した。
さらに、政治学者であり思想家でもあった吉野作造が、1914年から1916年にかけて雑誌上に発表した論文によって、さまざまな社会運動に影響を及ぼしていくこととなる。
国際的には、「辛亥革命」や「ロシア革命」「ドイツ革命」、そして「第一次世界大戦」と、それまでの世界の枠組みが大きく変わる激動の時代に当たる。そんななか、アジアの辺境にある一小国に過ぎなかった日本は、国際連盟の常任理事国となり、世界を動かす大国の仲間入りをしていった。
国内では、それまでの薩長による藩閥政治を打破し、政党政治が実現し、多彩な社会運動が展開されていった。普通選挙制度を求める運動や、言論・結社・集会などの自由を求める運動、男女平等を求める運動、部落差別解放を求める運動、自由な教育を求める運動などが挙げられる。
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