韓国併合条約 韓国における植民地支配始まる(韓国総督府)1910年
1910(明治43)年8月22日、日本が韓国を併合し、領土化した条約。
日露戦争の戦中から戦後にかけて、韓国との間で日韓議定書に始まり3次にわたる日韓協約を結んだ日本は、韓国の保護国化を進め、その外交や軍事という主権国家としての権限を次々と奪っていった。
韓国では、軍の解散に反対する義兵運動が展開されるなど日本に抵抗したが、日本は軍隊を出動させて鎮圧した。
1909年には、前韓国統監伊藤博文がハルビンで韓国の民族運動家・安重根に暗殺される事件が起こった。
これを契機に日本では韓国併合の機運が高まり、1910年、韓国併合条約を締結した。これにより韓国に朝鮮総督府をおいて植民地支配を始めた。
本条約により日本は、1945(昭和20)年8月15日、太平洋戦争の敗戦によって朝鮮半島を放棄するまで、35年間にわたり韓国を統治することになった。