南満州鉄道株式会社(満鉄)設立 炭鉱の開発、製鉄所の建設 1906年
日露戦争後から第2次世界大戦中までの満州に対する日本の植民地経営に重要な役割を果した国策会社。
1906(明治39)年11月26日、資本金2億円で設立、本社は大連に置かれ初代総裁は後藤新平であった。
日露戦争後、ポーツマス条約によりロシアから旅順・大連の租借権、長春以南の鉄道の利権を獲得した日本は、1906(明治39)年、半官半民の南満州鉄道株式会社(満鉄)を設立し、鉄道を中心に炭鉱の開発、製鉄所の建設、沿線における都市の建設などを行った。
満州での経済的利益を独占した日本は、やがて満州への進出の機会をうかがっていたアメリカと対立するようになっていく。