平安

969年、右大臣の藤原師尹らが、源満仲の密告を利用して左大臣の源高明を追放した事件。藤原氏が起こした最後の他氏排斥の政変。

左大臣源高明（たかあきら）が娘婿・為平親王の皇太子擁立を企てたとして源満仲に密告され、大宰府に左遷された。藤原氏 ...

藤原純友が平安時代中期、朝廷に対し海賊の頭領として西国・瀬戸内で起こした反乱。平将門の乱と併せて承平天慶の乱と呼ばれる。

純友は当時の朝廷において権力の中枢を占めていた藤原北家に生まれている。右大弁藤原遠経の孫、大叔父には最初の関白・藤 ...

平将門の乱は所領を巡る一族の内紛を発端とするが、939（天慶２）年には常陸・下野・上野の国府を襲撃して反乱に拡大し、関東地方の大半を占領するに至り、将門自ら新皇と称して支配することとなった。

桓武天皇の子孫で、平姓を名乗った桓武平氏は、 ...

842年に藤原良房が伴健岑・橘逸勢を追放した事件。藤原北家が摂関政治体制をつくり上げる出発点となった。

中納言藤原良房は、皇太子恒貞親王を廃し、妹順子（じゅんし）の生んだ道康親王（第55代文徳天皇）を皇太子にして皇室との関係を深めようと ...