江戸幕府の財政基盤
幕府の直轄地(天領)の石高が400万石、旗本知行地が300万石で、合計700万石。全国の4分の1を占めていた。
大名は、参勤交代制により原則として1年おきに1年間江戸に留まり、妻子は人質として江戸に住むことになっていた。
また、軍役として戦時に備え石高に応じて一定数の兵馬を用意したり、江戸にいくつかの屋敷を構え、多くの家臣を常駐させたりしなければならなかった。そのうえ、多数の家臣や従者を連れて江戸と領国を往復したので、財政上大きな負担となった。
こうして幕府は、不断に藩の財力を削いで、幕府に対する抵抗勢力となることを防いだ。
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