三国干渉 日本の遼東半島領有に反対 臥薪嘗胆 1895年

2023年5月1日

日清講和条約(下関条約)で認められた、日本の遼東半島領有に反対するロシア、フランス、ドイツの共同干渉。

条約調印6日後の1895(明治28)年4月23日、満州への鉄道建設を目指していたロシアは、フランス・ドイツを誘い、日本の遼東半島の領有は極東の平和に有害であるとして、清国に返還することを申し入れた。

なお、フランスはロシアと同盟関係にあり、ドイツはロシアの進出方向を極東にそらす狙いを持っていた。

日本は5月5日これを受諾、遼東半島を清国に還付することとした。日本は代償として3000万両(テール)(約4500万円)を取得した。

以後、ロシアは満州に鉄道敷設権を獲得、遼東半島を租借地とし、フランス、ドイツ、イギリスも争って租借地を要求した。遼東半島分割は、それまで中国の周辺部分の侵略にとどまっていた列強の中国分割を一気に中国の中央部まで広げる先鞭をつけたもので、三国干渉は中国分割をめぐる列強の公然たる争いの第一歩となった。

日本では「臥薪嘗胆」をスローガンに対ロシア戦争に備える動きが強まった。また外交面での対英接近が進められていった。

 

【補説】

臥薪嘗胆:薪の上に寝たり、肝をなめたりすること→苦しみを耐え忍んで仇を討つ、という意味。

明治・大正

Posted by kojiro